陰山メソッド 『家族旅行ガイド 国立公園編』
陰山先生です。お会いしたことはないですが何冊か著書を拝読し、
とても深ーく尊敬している先生です。
私自身も教育熱心な先生のもとで小学校生活を
送っていたこともあり、彼の考え方にはとても感銘を受けるとともに
なんだかひどく懐かしい気持ちになったりしました。
その先生が「家族旅行ガイド」!
これは読まねば!!とばかりに、さっそく手に取りました。
ぱらぱらとめくっていきます。
・・・が、なんというか、(あれ?)という感じ。
シンプルすぎるというか、味気無いんです。
とても急いでいたこともあり、珍しくそのまま本棚に戻してしまいました。
数日経って、やっぱり本屋さんで手に取りました。
そのときは多少時間もあり、ゆっくり立ち読みしました。
が、そのうち「はっ!」としました。
この本がとてもシンプルに感じるのは、いつも私が店頭で
情報満載&写真と文字とイラストと数字がぎっしりの
パンフレットや各種ガイド・情報類を目にして、慣れきっているせい
なんですね。
子連れ旅(この本では小学校中高学年対象なので家族旅行)
では、結局、子供が心の底から興味を持って楽しんでくれるところを
メインの目的地(観光地)とします。
そして、その数は1日にせいぜい1~2箇所が限度なんです。
それは自分が身をもって体得していること。
店頭にあるパンフレットは万人向け。どの層にも何かしらカスるように
情報をぎっしり詰め込んでいます。だから何だかニギヤカです。
でも、陰山先生のこの本はあくまで子どもの目線が主体。
逆に大人だけのグループ旅だと「あれれ?」といった箇所も
含まれています。
さらに良いことに、ホテルや旅館の情報がほとんど載っていません。
陰山先生は自分で調べて直接予約やキャンプ、と書かれていましたが、
それもあり。子供に調べさせるのも「学び」の一歩だ、と先生は触れて
らっしゃいます。
・・・まぁ、泊まるトコくらいは親がのんびりしたいし、せっかく行くなら
いい所に・・・、という方は旅行会社へGO!ですよ!!
で、やっぱり、レジに持っていってしまいました。
もうほとんど立ち読みで読んでしまったのに。
で、子供と旅する次の、そのまた次の目的地を思い浮かべながら
またもや何度もページを楽しく捲りました。
おそらくこの本の文章自体は巻末に載っているスタッフの方が書かれた
のだと思いますが、きっと陰山先生は監修者として、彼なりの
思いをこの本に込めてらっしゃるのではないでしょうか。
この「国立公園編」に続く続編が楽しみです。。。
『陰山メソッド 家族旅行ガイド~国立公園編』
小学館 コミュニケーションMOOK ¥838-
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