『朝2時起きで、なんでもできる!』 | 働く母ちゃんと子連れ旅

『朝2時起きで、なんでもできる!』

(2時になんて、起きられるもんかい!)

というのが、第一印象でした。

 

俗に言う「ハウツー本」の一種かと思い、本屋さんで

山積みになっていても、横目でチラリとみて通り過ぎていたの

ですが、ある日、やっぱりどうしても気になって

とりあえず、この枝廣淳子さんはどういうひとなんだ?と

巻末の著者紹介を見てみました。

 

 

なんと!

枝廣さんは「働く母ちゃん」でした。二人のお子さんの。

しかも同時通訳者!しかも東大!しかも環境ジャーナリスト

 

なのに、まえがきはするするととても読みやすく、彼女の

人柄なのでしょうか、とても好きなタイプの文章でした。

 

同じ母ちゃんとして黙ってられねぇぜ!(何に?)

とばかりにレジに直行し、一気に読んでしまいました。

 

 

 

「自分にとって、それは腑に落ちることかどうか」

 

というのが彼女の判断基準だそうです。

この言葉にとても揺さぶられました。

日々の自分は、つい流れ優先です。

多少、妥協しても、自分を曲げても、人受けするように

周囲にカドが立たないように行動していました。

 

でも、それは自分にとってどうよ?

 

今やっていることは、最終的に何を目指しているのか。

結果としてどういうものにしたい、どうなりたい、という

ビジョンは何で、その手段としての日々の行動はどうあるべきか。

ということを、楽しく・前向きに・明るく・主婦っぽく、考えさせられる

本でした。

 

別に2時に起きなくてもいいんです。

2時に起きるのは、単なる「手段」でしかありません。

起きることが「目的」ではないんです。

 

 

もう、目からウロコがぼろぼろぼろぼろ落ちました。30枚くらい。

 

 

家のことも、子どものことも、もちろん会社でのひとつひとつの

プロジェクトのことも、少しだけ大きな目で見られるように

なった気がします。

最低限これはする、とか、これは大事そうに見えて実はムダ、とか

「ちょっと待ってください!それは本筋からズレてまっせ!課長!!」

とか・・・。

 

 

パート2もパート3も出ているみたいですが、まずはパート1。

 

 

「とにかくやってみようじゃないか!」と力がモリモリ湧いてくる本です。

 

 

 

 『朝2時起きで、なんでもできる!』
 枝廣 淳子著  サンマーク出版  ¥1300-
 


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